
2.5次元歌い手アイドルグループ・とぅるりぷが池袋harevutaiで4thワンマンを全4公演完走。初のソロステージやストーリー仕立ての演出で新境地を切り拓き、千秋楽では次なる目標「Zepp」を高らかに宣言した!
2026年10月11日(日)・12日(月・祝)の2日間、東京・池袋のharevutaiにて、2.5次元歌い手アイドルグループ「とぅるりぷ – True&Lip -」の4thワンマンライブ『True&Lip – とぅるりぷ – 4th ワンマン LIVE 〜Masquerade Kiss〜』が全4公演にわたって開催された。本レポートでは、12日夜の最終公演=千秋楽の模様をお届けする。
今年4月に初ワンマンライブを開催して以来、7月から8月にかけての初ライブツアーで東名阪を巡り全12公演を駆け抜けてきたとぅるりぷ。その経験を糧に臨んだ今回の4thライブは、これまでとは一線を画すコンセプチュアルな作りだ。グループのコンセプト「嘘のない声で、心を繋ぐ」をテーマに、ステージ全体がひとつのストーリーとして進行する——とぅるりぷにとって、まさに新たな挑戦となる公演だった。
客席の照明が落とされると、映像とナレーションで物語の導入が描かれた。正体不明の救世主「あの人」によって支配され、嘘で荒廃した世界。嘘のない声を上げ続けるとぅるりぷは危険因子として抑圧されており、元の世界を取り戻すべく、同志であるファン(ファンネーム:ルージュ)と共に「あの人」に抗い歌い続けるというコンセプトだ。
オープニングナンバーはオリジナル曲「LIPTOLIP」。堂々たる立ち姿にルージュが歓声を上げる中、ほのかに色っぽさを漂わせた圧巻のダンス&ボーカルでとぅるりぷのカラーを打ち出した。「千秋楽、楽しもうぜ!」の声に続いて披露されたのは「シンドロームラブ」(原曲:すとぷり)。細かくハイテンポな振り付けとキュートな表情で空気を一変させた。この公演でのみ披露された「Street Step」(原曲:すにすて – SneakerStep)ではイントロから大歓声が起こり、キレのあるダンスとソロパートでそれぞれの個性を示した。
今回の公演の最大の見どころのひとつが、メンバー全員によるソロパフォーマンスだ。物語の流れの中で警報ブザーが鳴り響き、6人が舞台から散り散りになるという演出から、各メンバーのソロステージへとつながっていく構成は鮮やかだった。
白いシャツ姿で登場したまひろまる。は「ルーム No.4」(原曲:超学生)を披露。ステージに置かれた大きな鏡に映る自分と対峙しながら、ミュージカルのように情感豊かに歌い上げ、鏡にカードを貼りつけてヒントを残すという劇中劇も展開した。続くパルオは、まひろまる。からのメッセージを受け取ると大きな剣を手に「KING」(原曲:Kanaria)をパフォーマンス。玉座に手をかけ剣舞を見せながら、曲の途中でサングラスを外し堂々と観客を見渡す姿に歓喜の声があがった。
吸血鬼のマントを身に着けたそあらは「ヴァンパイア」(原曲:DECO*27)を披露。ワイングラス片手に玉座に腰掛け、クールな表情とキュートなハイトーンボーカルを響かせると、ルージュから「かわいい」の声が零れた。一方、つきしろやしろ。の「悪魔の踊り方」(原曲:キタニタツヤ)は素肌に黒いファーのジャケットという衣装で、悲鳴のような歓声がやまないほどのセクシーなステージを展開。ものくろは白を基調にデコレーションされたマイクスタンドを前に「おやすみ泣き声、さよなら歌姫」(原曲:クリープハイプ)を歌い上げ、曲の最後にルージュへ白い花を掲げると大きな拍手が沸き起こった。
臙脂の上下衣装で赤いステッキを手に登場したはりまは「ポーカーダンス」(原曲:ジェル)をクラシカルな雰囲気でパフォーマンス。スポットライトに照らされながらのジャジーなダンスで魅せ、物語を描くようなボーカルを響かせた。
ソロステージに続き、パステル組(まひろまる。・パルオ・そあら)とビビッド組(つきしろやしろ。・ものくろ・はりま)によるユニットパフォーマンスも披露された。パステル組は「Booo!」(原曲:西沢さんP)でポップなかわいらしさを発揮し、コール&レスポンスでルージュとひとつになった。ビビッド組は「虎視眈々」(原曲:梅とら)でクールかつ色気を漂わせたステージングを展開。3人の個性的な声がひとつになった大人なユニゾンと激しいビートに合わせたフォーメーションダンスで会場の熱量を一気に引き上げた。
6人が再集結すると、はりまの企画による「キャラになり切れ ハロウィンセリフ」コーナーがスタート。アイテムを選び、そのアイテムに設定されたキャラクターになり切って告白セリフを披露するというルールで、ハロウィンにちなんだ衣装や小道具が次々と登場。ものくろはトイレットペーパーを選択し「ミイラ男」に扮するなど、笑いと歓声が絶えないひとときとなった。
そして千秋楽のMCでは、次なる目標として「Zepp」を宣言。今年4月の初ワンマンから半年足らずで4thワンマンを完走し、着実に規模を拡大してきたとぅるりぷの次のステージへの意欲が、会場全体を熱くした。ルージュと共に歩んできたこの半年の軌跡が、「Zepp」という言葉に凝縮されていた。とぅるりぷの次の一手から目が離せない。