WHITE SCORPIONとRain Treeが、株式会社オーバースからそれぞれ新たな事務所へ移籍することが正式発表。両グループの今後の活動体制に大きな変化が訪れる。
2グループ同時移籍——その全容と背景
2026年7月1日、株式会社オーバースは公式発表として、同社所属のガールズグループWHITE SCORPIONおよびRain Treeの所属事務所変更を正式に発表した。株式会社東京通信グループ、株式会社サンシャインとの3社合意によるもので、移籍先はそれぞれ異なる。WHITE SCORPIONは株式会社T-PROへ、Rain Treeは株式会社サンシャインへと所属を移す。
株式会社T-PROは、オーバースの株主である株式会社東京通信グループの連結子会社にあたる。一方、株式会社サンシャインの本社は東京都千代田区で、代表取締役は秋元伸介氏。オーバースの代表取締役・奥秋淳氏、東京通信グループの代表取締役社長CEO・古屋佑樹氏との3者が今回の決定を共同で発表した形だ。
移籍の理由——「専門性」と「成長加速」がキーワード
発表文によれば、今回の所属変更は「今後の事業成長および専門領域の強化を目的」としたもの。両グループはデビュー以降、音楽・ライブ・デジタル領域で活動を拡大し、一定の認知と成果を積み上げてきた。さらなる市場拡大を見据えるにあたり、「アーティストマネジメントの専門性」「メディア展開力」「事業領域に応じた最適なリソース配分」の強化が必要と判断されたという。
東京通信グループ/T-PROはWHITE SCORPIONのメディア展開・タレントマネジメントを強化し、グループの成長を加速させる役割を担う。サンシャインはRain Treeのメディア展開・タレントマネジメントを同様に強化していく方針だ。3社はそれぞれの強みを活かしながら、両グループの中長期的な成長を共同で推進するとしている。
オーバースはWeb3事業に特化——NIDTとの関係は継続
注目すべきは、移籍後もオーバースとの関係が完全に切れるわけではない点だ。オーバースは暗号資産「Nippon Idol Token(NIDT)」の発行体として、エンターテインメント領域におけるWeb3活用を推進してきた。今回の移籍後も、WHITE SCORPIONおよびRain TreeとのNIDT関連施策は継続される。
具体的には、NIDTを活用したファン参加型施策、デジタルコミュニティの拡張、Web3を活用した新規価値創出といった取り組みが、オーバース主導のもとで引き続き実施される予定だ。オーバース自身は今後、エンターテインメント領域全般を包括的に担う体制から、NIDTを中心としたWeb3事業に特化した事業構造へと移行していくという。
ホワスピ・Rain Tree、それぞれの歩みとこれから
WHITE SCORPIONは2023年10月7日に秋元康プロデュースのもと結成された11名の女性アイドルグループ。略称「ホワスピ」として親しまれ、2023年12月にキングレコードより1stデジタルシングル「眼差しSniper」でデビューした。2024年9月には時事通信ホールで初のワンマンライブ「WHITE SCORPION 1st ONEMAN LIVE 〜初撃。〜」を開催。2025年10月には香港での初海外公演も実現させた。2026年4月には8thデジタルシングル「7秒のレジスタンス」をリリースするなど、精力的な活動を続けている。
Rain Treeは2024年10月8日に結成。IDOL3.0 PROJECTの最終審査まで残った17名が「FINALIST」として下積みを経て正式デビューした経緯を持つ。2025年1月にキングレコードより1stデジタルシングル「I L U」でメジャーデビューし、同年8月のフリーライブでは目標動員数700人に対して873人を記録。2026年2月には日本橋三井ホールで初の単独コンサート「Rain Tree 1st Anniversary Concert」を開催するなど、着実に規模を拡大してきた。
両グループとも新体制のもとでどのような活動を展開していくのか、ファンとしては期待と注目が集まるところだ。詳細は各グループの公式サイトおよびオーバースの公式発表をご確認いただきたい。

