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2026-06-26

フィロソフィーのダンス、11年の歴史に幕——最後のステージが映したもの

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2015年の登場以来、アイドルシーンに独自の音楽性とパワフルなパフォーマンスで刺激を与え続けたフィロソフィーのダンスが、6月13日の東京・LINE CUBE SHIBUYAでのラストライブをもって活動を終了。バンドセットを従えた最後のステージから見えた、彼女たちの11年の軌跡とは。

ラストライブにこそ輝く、最高のフィロちゃんズ

2015年の登場以来、ワン&オンリーな音楽性とパワフルなパフォーマンスでアイドルシーンに大きな刺激を与え続けたフィロソフィーのダンス。その11年の歴史は、2024年6月13日の東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)での単独ライブ「フィロソフィーのダンス The Last Dance ~DFP Forever!~」をもって終了した。

ステージ上に立つ奥津マリリ、日向ハル、佐藤まりあ、木葭のの、香山ななこの5人。日向ハルが放った「フィロソフィーのダンスはずっと史上最高を更新し続けてきました。ということは今日が一番最強のフィロちゃんズです」という言葉に、このラストライブの本質が凝縮されていた。最後のパフォーマンスだとは思わせない、さわやかで明るい後味を残すステージだったのだ。

バンドセットが引き出した、音楽性の本質

開演前のBGMはマイケル・ジャクソンで統一されていた。フィロソフィーのダンスが楽曲やダンスで参照してきた音楽的ルーツへの敬意であり、同時に優れた音楽はこうしてずっと聴かれ続けていくというメッセージでもあった。このセレクトはグループの産みの親である加茂啓太郎によるもの。会場の入り口では加茂との記念撮影を求めるファンが列をなしており、グループとプロデューサーの関係性の深さが伝わってくる光景だった。

ステージ上にはドラム、ベース、ギター、キーボードというバンドセットが配置されていた。これはサプライズだったが、フィロソフィーのダンスの音楽と生演奏の相性は抜群。ソウル/ファンクをベースにした彼女たちの音楽性が、バンドの生演奏によってさらに立体的に、そして力強く響き渡った。

冒頭からさりげなく総括する、11年の歴史

オープニングナンバーは「ファンキー・バット・シック」。バンドメンバーが登場したあと、ソロ回しから「BRAND NEW DANCE」へと突入する。この2つの楽曲はそれぞれ4人体制時、5人体制時に使用されていたもので、冒頭からさらりと11年の歴史を総括してみせるセットリスト構成だった。

メンバー1人ずつがランウェイを歩くように顔見せしたあと、全員が一斉にドレスを脱ぎ捨てると、鮮やかな赤い衣装が姿を現す。黒と金を基調とし、メンバーカラーをポイントにあしらった大きなドレスから、真紅の衣装へ。フィロソフィーのダンスが節目で着用してきた衣装はいつも赤だった。厳かな雰囲気から一転して、これからパーティが始まるのだという高揚感が会場を包み込む。

フィロソフィーのダンスの本質は「いい奴ら性」

フィロソフィーのダンスの強力なチャームポイントは、その音楽性やダンスの完成度だけではない。メンバー5人の明るいキャラクターと、グループ全体を貫く「いい奴ら性」にこそ、彼女たちの本質が宿っていた。11年間、アイドルシーンに独自の刺激を与え続けたのは、優れた音楽とパフォーマンスに加えて、このメンバーたちの人間的な魅力があったからこそだ。

ラストライブは、グループの活動終了を告げるステージであると同時に、彼女たちが常に更新し続けてきた「史上最高」の瞬間を、最後に形にするものだった。バンドセットを従えてのパフォーマンスは、ソウル/ファンクをベースにした音楽性を存分に満喫できるものになり、メンバーたちの明るさはこれが最後だとは思わせない、さわやかな後味を残した。

2015年から2024年6月13日まで、フィロソフィーのダンスはアイドルシーンで独自の道を歩み続けた。その11年の歴史は、このラストライブという最高のステージで幕を閉じたのだ。

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